ついこの間引退しました、44期坂井仁成です。
まずはやっぱり団体戦、やり切ったなー。悔いなく引退できました。応援も本当にありがとう。
これを語ってたら日が暮れてしまいそうなので、、
この話はお酒でも飲みながらいつか語り合いましょうね。
さてさて、
今回が僕の最後のブログなので後輩たちに何か残せたらいいなと思って書くことにします。
一回生の時に見た[あるブログ]は運営になってからも何度も読んで、四回生になってもたまに見返してる。
2020.3.14 [チームのことを6年間考えてみた]
一旦、これを読んでからここに帰ってきて欲しい。
特に4回生になる人は何度でもしっかり読んで欲しいな。
来年(2023年度)の団体戦は、色んな意味で期待してるよ。
この奥村さんという方、僕は話したこともないけど素敵な考えを持っていて、僕が尊敬してたゆうやさんが尊敬してた人でもあるので僕も尊敬しています。(笑)
ここからは僕が大学の4年間、さらには今までの学生スポーツを通して考えてたこと、感じたことをほんの少し書きますね。
僕の定性的目標は2つありました。逆にそれ以外の目標はついでみたいなものだったのかも。
1つは
[心から応援される選手になること]
スポーツってすごく残酷なことが多いと思います。
あいつより速い、遅い。勝った、負けた。妬み、嫉み、、、残酷なことを挙げたらキリがない。
多分、スポーツに限らずそういうことは人生においてもいくらでもありそう。
ラウンディングなんて毎週あって
誰かが喜ぶ時はどこかで誰かが落ち込む時。
定量的な面だけ見てたらおかしくなりそうです。
だからこそ
同じスポーツをやってる人に心から応援されることってほとんど奇跡みたいなものだと思う。
こんなにも残酷なことが多い中でそれでも応援してくれる、そんな選手になることは僕にとって日本一になることよりも難しく、大切にしたい目標でした。
僕の大学の4年間の言葉、行動、全てがこの目標に詰められてたかなと思っています。どれか心当たりがあれば嬉しいな。
残念ですが、この目標は達成されたかどうかは自分では確認することができません。
他人の本当の心の奥底は最終的には伝え切ることができないものだから。
口でも目でも手でも、いくらでも伝えられそうなのにもどかしいですね。
そうだったらいいなと願うばかりです。
2つ目
[最後までやり切ること]
話、長いですか?一旦水でも飲んでください。
気になる方は続きもどうぞ。
みなさんにとっての[最後]はどこでしょうか。
3回生の最終正規練でしょうか、4回生のインカレですか。ドリームカップでもいいと思います。
僕の中の[最後]は4回生の団体戦でした。
人それぞれ、終わりはどこでもいいと思っています。4年目の最後までやることがすごいことではありません。
大切なことは自分が決めた[最後]までやり切ることだと思います。
それでも自分の中の[最後]までやり切ることはすごく難しかった。[最後]を決めた時の状況が維持されることなんてほとんどない。マイナス方向に変化することも多い。僕自身、何度も心が折れかけました。
ここで得た教訓が一つ
それは
思い切って言葉にすること。
言葉にして誰かに伝えてみてください。定量的目標は部活動をしていれば言う機会は多いと思います。でも定性的目標って意外と口にするの恥ずかしかったり、言う機会がなかったりするんじゃないかな。でもそれを言うことによってそこから自然とやらなきゃって思えたりもします。逃げ道がなくなるって意味もあるかも。
そして肝心なのが勢いで言ってみること。やらない理由なんか探したら無限に湧いて出てきます。やりたい理由を探して、あるなら思い切って、やる!と言ってしまいましょう。やりたいんだよね、くらいでも全然いい!!
ぼそっと誰かに呟いてみて。
後先考えない方が僕はいいかなと思います。終わった時の達成感は何物にもかえられない大きな財産になります。絶対。
僕は3回生の時に色んな人に4年目続けるの?と聞かれ、その都度、何気なく、団体戦までやるよと言っていました。なんでそこまで言い切れたんでしょうかね、やっぱり憧れてたのかな。同志社の歴史を繋げたかったのかも。あー、尊敬する先輩の想いを無駄にしたくなかったのかも。
自分の言葉に引っ張ってもらって最後までやり切ることができました。もう逃げ道なんてなかったな。
岡潤はキングダムでしたが、僕の青春は完全にNARUTO派だったのでそこから好きなセリフを載せときますね。
[まっすぐ自分の言葉は曲げねェ、それが俺の忍道だからよ]
この部活動をしてたら、
もっと言えば子供の時から当たり前のように身近にあった学生スポーツでは、
しんどい時や辛い時なんていくらでもあります。そんな時は定量的な側面ばかり見るのではなくて、自分が決めた定性的な目標に立ち戻ってみてください。それがブレていなかったら僕はみんなのことを全力で応援しています。
さらにこの定性的目標を立てる1番のメリットは自分次第で必ず達成できると言う点です。
定量的目標だと何位にならないといけない、あいつより順位を上げたい、など外部の影響を受けてしまいます。その分、相手次第で結果が変わってしまう。達成できないことがある。むしろ達成できない方が多いと思う。
ただ、定性的目標の場合、周りの状況はあまり関係がなく自分がどうしてきたか、どうありたいか次第で、自分が最後までやり切ったと思えた時点で目標達成なのです。自分次第で絶対に達成できる目標があるなら頑張れそうだとは思いませんか。
長々と話しましたがこれが僕の4年間の目標でした。
定性的目標、まだなければ作ってみてください。いつかみんなのも聞いてみたいなぁ。また教えてね。
最後に、
奥村さんはチームとしてのあり方についてでしたが僕は選手一人一人のあり方みたいなところを書かせてもらいました。この先の人生でもきっと大切なことだと思っています。
もちろん、
定量的な結果の部分はOB•OGさんや周りの人の目に届きやすく喜ばれやすい部分であり、体育会として目指すべきところなのは間違いありません。結果が出ていれば僕もとても嬉しいです。
ただ、
今回のブログは部活がちょっとしんどいなと思ってる人に少しでも背中を押せればいいなという思いを込めて書きました。
ウィンドの調子が良い人はこんなブログ見ずにたくさん練習して気持ちよく1上回航しちゃってください!
それが本来のスポーツ、ウィンドサーフィンの楽しさなんだから!!!
それでもこのブログを読みたくなったらいつでも帰ってきてくださいね。
では、
可愛い可愛い後輩たち、そして、まだ見ぬ未来の後輩たちが少しでも元気を出して正規練に向かえることを祈っています。
明日もがんばれよ!!!
35-8 坂井仁成
次は我らの主将、三木雅喜!
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