ご指名いただきました。35-46針生です。
何書こうか考えた結果、僕の4年弱に及ぶウインド人生についてつらつら書こうと思います。
誰かの小さな希望になったらなんておこがましいこと考えています。
僕のウインド生活は地獄でした。
特に最初の2年間は本当に地獄だった。
もともと高校ではボートを漕いでいました。ちょっと自慢になりますが、日本代表候補選手にまでなりました。東海ランキングでも堂々の一位で、19歳未満のカテゴリーで、早生まれのため17歳で日本9番目だったので、そのまま続ければ代表かなというところでした。
で、いろいろあって大学に進学して、当然、じゃあ次は日本一だ、と思いました。
というか、日本で一位になること以外を目標にできませんでした。
そしてウインドに入ったらびっくりしました。最初の七夕カップでは25位くらいの順位をとりました。あれれ?(あんまり細かく覚えていません。これでも盛っている気がします(笑)だから今年の一回性はみんな有望です)
チームの同期にもボロ負けです。入部当初から平日は週4で練習に行っていました。どういうこと?
親に頼み込んで新品フルコン買ってもらったのに、そんなに練習行ったもんだから同期で一番最初に二枚目のセールを買ったのを覚えています。
冬の新人戦も30番くらい。
そのままずるずると2年目もいきました。目標とプライドが高かっただけに本当につらかった。
めっちゃバイトして、それが全部部活に消えてまだ足りないという。
時間もお金も心も全部部活に投資して結果として何も形になっていない。あれ、そういえば目標の日本一って一体なに?どこのはなし?
次の大会はなんか走れるんじゃないか、特に今まで走った経験もないけど、ラウンディングでさえ走ったことないけど、なんか、なんか走れるんじゃないか。そう思って、ある大会全部参加して、予選で1レース目からレディースを含めて全体のビリをとったときに、あ、やめたほうがいいんじゃないか、ってやっと思った。思ったというか気づいた。
その後の正規練で、土曜終わって家帰って、シャワーも浴びずにスタ練の動画見ながら、チージャン着たまま寝落ちして、翌朝正規練に寝坊したときには、つらいことしかないじゃないかと確信しました。本当にその日は絶望して嘘ついて練習行きませんでした。
でもやめることができませんでした。諦められなかった。やめてしまったら挽回の余地がありません。自分より上で、見下してきたやつらを見返す機会をなくすことが一番怖かった。性格的にこのまま退くのは、自ら負けを決めてしまうようなものだと感じて、それを受け入れられませんでした。
同期の影響も大きいです。でも同期といるのが楽しいからではありません。全員に負けたことになるのが絶対に嫌だったからです。
文章が長いことに気づいたのでここから巻きます。
コロナの部活停止期間があったことをきっかけにセールの状態にとても敏感になるようになりました。
気持ちを切らさず、どうしてを冷静になって繰り返した結果、三回生の夏に急に順位がとれるようになりました。
今苦しいと感じている人も、どうか気持ちを切らさず、どうしたらいいかということを考え続けてほしいです。
どのタイミングで速くなるかは人によって違います。
そして、部活にかけた思いは必ず自分に返ってきます。
真摯に向き合い、努力した分だけ自分にいい経験をさせてくれて、振り返ったときに大きく成長させてくれる糧になります。
僕が全力だったからこその地獄でした。
困難とは鏡です。もしつらいと思うなら、それは自分が大きいからです。目標が高く崇高に努力できているからです。
就職活動でも、自信をもって、素直にこの経験を話すことができました。
今は迷うことなく部活に打ち込んでいいです。
この部活動は、間違いないです。
僕も最後、あと二週間ですがもうひとあがきします。ここで最後を適当に流して終わるなんて、そんなのダサすぎて自分じゃないです。微風強風でぶちかまします。
チーム同立で頑張りましょう。
次は可能性の塊、35-19矢次に回します。年間ランキングに名前を残すのが楽しみな後輩です。
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